日经春秋 20150811

来源:互联网 发布:镇江淘宝模特兼职招聘 编辑:程序博客网 时间:2024/06/08 16:53

70年前の8月11日は土曜日だった。当時、毎日新聞大阪本社の記者、藤田信勝は30代半ば。日記にこう書いた。「軍人の玉砕論を半ば共感、半ば反感の気持ちできいている」。国が瓦解する予感におびえつつ、家族や身をどう守るか。不覚にも涙で、妻に話したという。

▼「これほど負けて(和平の)条件なんかあるものか。アメリカに教育されるさ。初めからやり直しだ」。その1カ月前、海軍軍令部に勤める友人のこんなひと言から、戦の勝ち目なし、と悟っていた。革命やクーデターなど「運命的惨事」も予想して、「生きるにしろ、死ぬにしろ、正しいと思う道を行く」と残している。

▼安倍首相が戦後70年談話を14日に出す。「侵略」や「お詫(わ)び」などアジア諸国に向けた文言が焦点だが、注文するなら、無謀な戦線拡大や本土への相次ぐ攻撃を止められず、国と国民を存亡の危機に立たせたことへの言及が欲しい。愚かな政策は繰り返さないという決意表明だ。安保政策の転換点に、意義あることと思う。

▼現代史が面倒なのは、すべての選択がまだ可能だった時期を人々が記憶しているため――。E・H・カー「歴史とは何か」の一節である。首相が、あり得たかもしれぬ夢を追う「未練」学派にくみしているとは思えぬが、過去を直視し、その上で平和国家として歩んだ70年に胸を張ってこそ、歴史に残る談話となるはずだ。

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